新しく店ができた時に当たり前のようにオープンイベントを考えると思います。
しかしちょっと待ってください!
僕はオープンイベントをオススメしません。
今回はほとんどの飲食店でしているはずのオープンイベントをしない方が理由を解説したいと思います。
近々オープンをする予定の方には特に参考になると思うので是非最後までご覧下さい。
オープンイベントをする理由
そもそもオープンイベントはなぜする所が多いのでしょうか?
僕が思うに、
お客さんに認知してもらうため
初めに忙しくないと不安
この2つが理由だと考えています。
お客さんに認知してもらうため
飲食店は数が多いです。
そのためお客さんもどこにどんなお店があるか把握していません。
それで少しでも認知度を上げるためにオープンイベントをしています。
認知させることを考えるとオープンイベントも効果があるでしょう。
初めに忙しくないと不安
実際に開業を考えるとどうしても忙しくなければどうしようと不安になると思います。
その不安を少しでも払拭したいがためにオープンイベントをして集客しようと考えます。
確かに始まりが忙しければいいスタートが切れた、と多少なりとも安心しますよね。
オープンイベントをしない方がいい理由
上記のようなメリットがあるオープンイベントをオススメしない理由はそれよりもデメリットが多いと思うからです。
具体的には
新しいお店に慣れていない
忙しくてもさばききれない
必要な量を把握できていない
こちらも解説していきます。
新しいお店に慣れていない
新しいお店は非常に動きにくいです。
食器や備品の配置、調理器具の性能、お店の広さ、このようなものに慣れるにはどれだけ飲食店の経験があっても時間が必要です。
そしてどのようなお客さんの入りになるか、お客さんの層、流れ、このようなこともそのお店で経験することで慣れていきます。
あまり慣れていないのにも関わらずイベントをするのは無謀といえるかもしれません。
忙しくてもさばききれない
オープンイベントはほとんどの場合集客の面で効果があり、忙しくなることが多いです。
しかし先程もお伝えした通り、新しいお店には慣れが必要です。
そのお店に対してそこまで慣れていないのにも関わらず忙しくなったところで、さばききれないでしょう。
チェーン店であればオープンに合わせて他の店舗から人を集めて人数を増やせるので対応できますが、個人店だとそれは難しいはずです。
忙しくするためにイベントをしたのにこれでは意味がありません。
さばきれないのであればオープンイベントをしなくていいですよね。
必要な量を把握できてない
飲食店は店舗に応じてどの食材をよく使うかは変わってきます。
そのお店で働いていくことで各食材の仕込みの量を把握していきます。
しかしオープンしてすぐだとそのデータがないために予想で仕込みをしなくてはいけません。
もし仕込みの量が予想以上に少なければ、まずまわらないでしょう。
まわらなければお店の回転を減らす原因になったりもします。
繰り返しになりますが新しいお店で働くには慣れが必要です。
慣れておらず仕込みも十分にできていなければお客さんを満足させるのはできないですよね。
イベントをするのであれば仕込みの量を把握してからでもいいでしょう。
どうしてもイベントをするなら
オープンイベントをしない方がいいと説明してきましたが、それでもやはりオープンしてお客さんが来ない方が怖い、という方もいると思います。
そんな方はできるだけ手間のかからないイベントを考えるのがいいでしょう。
例えば飲食店のイベントでよくあるドリンク一杯無料なんかは、ドリンクの用意、飲み終わったグラスを片付けたり洗ったりするのにも手間がかかるので少人数でするのであればオススメしません。
そこまで手間がかからないイベントであれば次回使える割引券をお渡しするのが効果がありました。
ただ割引券を配ると割り引いた金額分利益が減るのは意識しておきましょう。
これも積み重なると大きいです。
よければこちらも参考にしてください。 利益を意識してますか?
まとめ
今回は一般的にはよく行われているオープンイベントをオススメしない理由を解説してきました。
それは一言でいうとイベントをして集客してもさばきれない可能性が高いからです。
一度もきたことのない方はいつか来てくれることもありますが、一度来た時に不満をもたれた方を次の来店に繋げるのはとても難しいです。
オープンしてしばらくは来店する客数を少なくして、お客さんの満足度をあげることを意識した方がいいでしょう。
また客数が少なくても持ちこたえれるように資金は十分に用意しておくのがいいです。
新しいお店、少人数の運営は思っているより大変です。
オープンで悪い印象を与えないようにし、リピーターを少しずつでも増やしていきましょう。
ではでは。
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