「確定申告は年に1回だし帳簿も家計簿の延長と考えればなんとかなるだろう。」
「顧問料ももったいないし…」
僕は開業当初このように考えて、実際に1年半ほど自力で帳簿をつけたり確定申告までこなしました。

わからないところはネットで調べるか、税務署に聞いたりしました
帳簿や確定申告もそこまで難しい作業ではないので、正直自力でできないこともないですが
- 事務作業に時間がとられる
- 本当にきちんとできているのか?という不安
といったことがすごく負担でした。
そんなある日、税理士紹介サービスからの電話をきっかけに顧問契約しましたが
- 自分の時間が増えた
- 数字の信頼性も上がり、不安が解消された
ので、もっと早く税理士に頼んでおけばよかったな…と感じています。
この記事ではそんな僕の経験も交えながら
- 税理士が必要なのはこんな方
- 会計ソフトを使った感想
- 税理士に頼んで得られる具体的なメリット
- いい税理士の探すための便利なサービス
について解説していきます。
税理士と契約することで顧問料以上のメリットはじゅうぶん得られますが、必要かどうかは人によります。
「自分の場合は税理士いるの?必要ないの?」
と悩んでいるなら判断できるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。
✅ 税理士なんていらないと思っていた僕が契約したリアルな体験談
✅ 契約して感じた「時間の余裕」と「数字への安心感」
✅ 会計ソフトという選択肢もあるが、知識がないと難しい面も
✅ 顧問料はかかるけれど、夫婦経営の負担軽減につながるケースも
✅ 自分に合った方法を見つけたい方
税理士はいらないと思っていた僕が契約したきっかけ
冒頭でお伝えしたように
- 顧問料の負担が気になった
- 自分でなんとかなる気がした
といった理由から、僕は税理士はいらないと考えていました。

また、「個人事業主なら自分でできなくもない」と知人の税理士さんから聞いたことも、理由のひとつです。
ただやってみて実感したのは「めちゃくちゃしんどい」ということ。
- 「本当にこの計算合ってるのか?」という不安
- 税務署に何度も通う手間
- 書類を忘れて何度もやり直し
- 期日に間に合わず、店を臨時休業して提出に行ったことも…
帳簿をつけている時間も「こんなことをするために開業したわけでないのに…」と感じるようになっていました。

そんなある日、たまたま税理士紹介の電話があり
- キャッシュバックのキャンペーンをしていた
- 自力での事務作業に疲れていた
- 1度試して違うと感じたら契約を解除すればいい
といった理由がきっかけで、契約しました。
税理士と契約して感じた3つのメリット
実際に税理士さんと契約してみて、「もっと早く頼んでおけばよかった」と感じた理由が大きく分けると3つあります。
順番に解説していきます。

時間の余裕が大きくできた
正直これが一番大きかったです。
帳簿の入力や領収書の整理、さらには確定申告書の作成…。
本業がある中で、こうした作業に時間を取られるのは本当にきつい。
隙間時間を使いながら少しずつすすめ、重大な確定申告はわざわざ店を休んで税務署へ…。

初めての確定申告は書類が揃っておらず3回ほど足を運びました
税理士に依頼してからはそのすべてから解放されたので
- メニュー開発
- 店内イベントの考案
- 家族との時間
といった、自分のための時間ができました。
もし事務作業に強いストレスを感じているなら、税理士と契約することで解決するかもしれませんね。
数字に対する安心感ができた
自分で帳簿をつけたり確定申告していた頃は
- この処理で本当に合ってるのかな?
- 計算上の収入は○○万円だけど、見落としている部分があるのかも…
といった不安が常にありました。
税務署に聞いても基本的には一般論や制度の説明にとどまり、「自分はどうなの?」という個別の具体的なアドバイスはもらえません。

今は税理士さんが月次でチェックしてくれるので、数字に信頼感があります
数字に不安があるなら、税理士に相談することで安心感が得られるかもしれません。
店に合わせた具体的なアドバイスがもらえる
ネットや税務署で教えてくれる情報は多くが、一般論であり個別のケースでは各自で考えなければいけません。

僕が開業したばかりのとき、妻の給料(青色専従者給与)をいくらに設定すべきかを税務署に確認すると、「人によって変わるので一概には言えません」
という回答だけでした。
しかし税理士に相談すると
- 売上や利益のバランス
- 妻の働き方
- 所得控除の影響
などを総合的に見て、「この金額が一番お得です」と根拠つきでアドバイスしてくれました。
「そもそも青色専従者給与って何?」という方は、こちらの記事で制度の基本から解説しています。
👉「妻の年収はいくらが一番お得なのか?」が気になる方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
他にも
「簡易課税と本則課税、今の売り上げだとどっちがお得?」
「そろそろ法人化した方がいいですか?」
といった相談にも答えてくれて、お店の状況に合わせた提案をしてくれるのは本当に心強いです。

あなたにとって税理士が必要かどうか、一度相談してみるのも良い判断材料になりますよ。
会計ソフトという選択肢もあるけれど…
最近は「freee」や「マネーフォワード」など、クラウド型の会計ソフトもかなり普及しています。
自分で帳簿をつけたり、確定申告まで済ませられる便利なツールとして注目されていますよね。
実は僕も
- 税金の知識がそれなりに身についた
- 顧問料より安かった
といったことを理由に一度無料期間だけですが使ってみましたが、正直上手く使いこなせませんでした。

会計ソフトに対する知識が足りなかったこともありますが、「これを使い続けるくらいなら、税理士に頼んだほうがいい」と感じたのを覚えています。
もちろん今は機能も進化しているので使いこなせる方にとっては、会計ソフトだけで十分でしょう。
ただ、僕にとっては「専門家に聞ける安心感」「お金の判断を一緒にしてくれる存在」がとても大きかった。
会計ソフトか、税理士か。
どちらが正解というわけではなく、自分に合った方法を選ぶのが一番ですね。

それでも税理士を雇うのが不安な人へ
今までの解説を聞いて
「メリットは理解できたけど、本当に税理士は必要かな?」
と思っている方は今すぐに契約する必要はないでしょう。
ただし、ひとつ補足しておくと税理士の顧問料はそこまで負担になりません。
たしかに顧問料は年間だと数十万円ほどかかりますが
- 税理士のおかげで無駄な税金を払わなくてすんだ
- 事務作業から解放された
- 数字の安心感が得られた
これらの恩恵を受けれたと考えると、大きな負担ではないはずです。

極端な例をあげると顧問料と同額、節税できれば金銭的な負担はありません
必要になればいつでも契約することができるので焦らず、納得できるタイミングで行動しましょう。
税理士を雇ったほうがいいのはこんな方

ここまで読んでくれた方の中には
「なんとなく気になるけど、自分に本当に必要なのかな?」
と感じている方もいるかもしれません。
そこでこのような方は雇ったほうがいい!といったチェックリストが下記なので確認してください。
- 忙しくて税務署に通う時間がない
- 本業に集中したいけど、帳簿や確定申告が気がかり
- 書類の整理や申告の締め切りに毎年追われている
- 青色申告や節税の制度をもっと活用したい
- 妻の給料はいくらに設定すべき?」など、具体的な数字の相談をしたい
これらの項目どれかににあてはまったなら税理士の契約したメリットを享受できるでしょう。
税理士を探すなら?僕が使ってよかったサービスを紹介
「税理士が必要なのはわかったけど、どのように探せばいいかわからない」
と悩んでいる方も多いでしょう。

僕自身、税理士が必要だけどどこに頼めばいいんだろう…という状態でした
そんなときに店に電話があった税理士紹介サービス。
無料で相談できて、希望条件に合った税理士さんを提案してくれます。
実際に電話でいくつか質問を受けながら進めていく中で、「あ、この人なら信頼できそうだな」と思える税理士さんを紹介してもらい、そのまま契約に至りました。
もちろんあわなければ断ってもOK。紹介自体も無料なので、気軽に相談できるのがありがたかったですね。
僕が使って感じたメリットや注意点はこちらに詳しく書いています【税理士の探し方完全ガイド】初めてでも失敗しない選び方とおすすめの方法
「税理士いらない」と思っていた僕が今伝えたいこと

今回は税理士が必要か迷われてる方に
- 僕が税理士を雇用したきっかけ
- 税理士を雇用するメリット
- 雇用したほうがいい方
について解説しました。
税理士を雇用せず、自力で事務作業をしていたころは帳簿や申告に追われ、「これで合ってるのかな?」と不安なまま数字と向き合い続ける日々。

本業に集中したいのに、いつもどこかで“事務作業”が引っかかっている状態でした
もし今あなたが「何だか負担が大きい気がする…」と感じているなら、いちど税理士さんに話を聞いてみるのも選択肢のひとつになるでしょう。
話を聞いたからといって無理に契約する必要はありません。
「いらない」と判断したのならひとまずはそのままで、必要に感じたときに改めて契約するといいです。
税理士は事務作業だけでなく、ある意味では経営パートナー。
数字面はプロである税理士に任せてしまい、時間と心のゆとりを取り戻すために一歩踏み出してみるといいですね。
ではでは。