飲食店開業での挨拶まわりは必須?相手・手土産・やり方まとめ

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飲食店を開業したときに多くの方が忘れがちなのが、周辺店舗やご近所への挨拶まわりです。

「挨拶まわりなんて必要なの?」と思う方もいるかもしれませんが、実はこの一手間がその後の経営に大きな影響を与えます。

僕自身も開業前に周辺のお店へ挨拶に行きましたが

  • 周辺店舗との関係性がいいことでお店の評判につながった
  • 短期間で地域に溶けこめた
  • お客さんを紹介してもらえた
  • 地域の情報を教えてくれた

など、想像以上のメリットを実感できました。

そこで今回は挨拶まわりについて

  • メリット
  • 誰にするべき?
  • 持っていくもの
  • 挨拶に行くタイミング

を、実体験を交えながら解説していきます。

難しいといわれている飲食店での開業に失敗しないためには、周辺店舗との関係性も重要。

挨拶をせず開業してしまうと「感じの悪いお店」という印象を持たれるリスクがあります。

周辺店舗に嫌われてしまうと助けてもらえないのはもちろん、余計なストレスを感じる可能性もでてきますよね。

お客さんのことだけ考えていればお店はやっていける、と考えている方ほど最後までご覧ください。

挨拶まわりのメリット

ただでさえバタバタしている開業前に、挨拶まわりをするのは面倒に感じるかもしれませんが

  • 周辺店舗との関係性が良くなる
  • 地域に溶け込みやすい
  • 不要なトラブルを防げる

主にこの3点に大きい意味があります。

順番に解説していきます。

周辺店舗との関係性が良くなる

挨拶に行くことの一番のメリットは、店舗同士の関係性がよくなること。

僕自身も挨拶に行かせてもらったのもきっかけに、外で会ったときに軽く雑談を交わすようになりました。

顔を合わせて挨拶しておくだけで、日常的に声をかけやすくなります。

特に店主と関係性ができる効果は絶大で

  • お客さんとして来店してくれた
  • 余った商品をもらえた
  • 常連さんにも紹介してくれた
  • 地域のイベントなどの情報を教えてくれた
  • お互いに助け合うようになった

と、経営するうえでかなり助かってます。

「周辺店舗を味方につける」

この視点は持っておきましょう。

地域に溶け込みやすい


上手く経営を続けていくためには地域に溶け込むことが重要ですが、比較的早く実現してくれるのが挨拶まわり。

開業前に挨拶まわりをしておくことで「感じのいいお店」となり、住民の方とも交流ができるようになります。

特に小さな飲食店では常連さんや近隣の方の口コミが集客のカギになるので、「人とのつながり」は思っている以上に大切。

交流をきっかけにお客さんとしても来店してくれたりするので、近隣の方にも挨拶まわりはしておくといいですね。

不要なトラブルを防げる

周辺店舗との関係性が薄いと、ちょっとしたことが大きなトラブルに発展するケースがあります。

僕の知り合いは共有駐車場を利用している店舗で開業しましたが、お客さんの車の止め方について周辺店舗から厳しく注意されたそうです。

普通に駐車しているだけだったそうですが、そのお店が人気店なので妬みから指摘された可能性も。

こうした場合でも日頃から挨拶を通じて関係を作っておけば、「お互いさま」で終わったりします。

逆に関係性がないと小さなことでも大きな摩擦になったり…。

知っている方だと許せても、知らない方なら嫌なことはよくありますよね

周辺店舗のと共存していくためにも、挨拶はしておくといいでしょう。

開業前に必ず挨拶しておきたい相手とは?

挨拶まわりの重要性は理解してもらえたと思いますが、どこまでの範囲にすればいいかわからないですよね。

そこでこのパートでは挨拶まわりをするべき相手について解説していきます。

周辺店舗 特に飲食店

まず最優先で挨拶すべきは

  • 顔を合わせる機会が多い
  • 関係性ができていないと些細なことがトラブルになる
  • 工事の騒音などで迷惑をかけてしまう

といった理由から周辺の店舗です。


同じ地域で営業するお店は「ご近所さん」でもあり、商売の面で見ると先行く先輩。

挨拶をきっかけに交流できていると、同業・異業種に限らず参考になることも多いでしょう。

また長く続いている店舗と交流ができていると

  • お店の混雑する時間帯や地域の人の流れなど「リアルな情報」を教えてもらえる
  • 常連さんを紹介してくれるなど、思わぬつながりが生まれる
  • トラブルが起きたとき、味方になってくれることもある

というように、経営にとってプラス働くこともあります。


挨拶なしで突然オープンしたお店はそれだけで印象が悪くなることもあるので、周辺店舗の挨拶は早めにしておきましょう。

周辺店舗はどこまで挨拶すべき?

「周辺店舗」といっても範囲がわかりにくいですよね。

時間や体力があるならなるべく多くの店舗を回るのがいいですが

  • 両隣
  • 真向かい
  • 同じ建物内(上下階)

など、顔を合わす機会が多い店舗ほど行っておくといいでしょう。

近い店舗ほど迷惑をかけてしまう恐れがあるので、忘れず挨拶しておきましょう

大家さん・管理会社

大家さんと管理会社への挨拶もしておくほうがいいです。

物件は仲介業者を通じて契約するので、大家さんと接点はありません。

つまり契約者であるあなたがどのような方かわからないということです。

実は大家さんも

  • ルールを守らない方だとどうしよう…
  • いうことを聞いてくれない方なら嫌だな…

このような不安があり、「契約者がどんな方か?」を気にしています。

大家さんに安心してもらえるためにも、開業前に挨拶に行くのは重要。

開業前に挨拶に行くことで、かなり安心感を持ってもらえます。

僕は契約が決まった段階で挨拶に伺いましたが、そのおかげで「礼儀正しい人だ」と良い印象を持ってもらえました。

契約後の物件について不具合が起きれば管理会社に相談します。

仲介業者と管理会社が違うことはよくあるので、大家さんと同じような理由で挨拶しておきましょう。

町内会・自治体

僕は町内会や自治体へは挨拶に行きませんでしたが、顔を出しておくことでプラスになるケースがあります。

たとえば

  • 地域特有のルールを知るチャンス
  • 地域イベントへの参加を通してお店を知ってもらえる
  • 「地域に溶け込もうとしているお店」という安心感を与えられる

といったメリットがあります。

特に住宅街や地域密着型のお店の場合は、町内会との関係が良いかどうかが長期的に影響するのでできるだけ挨拶に行っておくといいでしょう。

取引業者

食材や飲料を扱う業者さんは開業後にほぼ毎日のように関わってくるので、関係性を築くためにも挨拶に行っておくべきです。


信頼関係があると

「在庫が少ないけどすぐ欲しい」

「急なお願いをしたい」

というときに柔軟に対応してもらえる可能性も高まります。

僕は取引業者さんとの関係は特に気にしていて、納品の度に話しかけるようにしてます。


挨拶まわりに持っていくもの

手ぶらで伺っても問題はありませんが、やはり第一印象を良くするためには準備しておきたいものがあります。

そこで挨拶まわりに持っていったほうがいいものについて解説していきます。

名刺

挨拶まわりの目的である、お店やあなた自身を知ってもらうためには名刺は必要です。


人の名前や店の名前はなかなか覚えにくいので、しっかりと認識してもらうためには名刺があったほうが便利です。

挨拶まわりに持っていけるように名刺は早めに用意しておきましょう。

手土産

手土産は必須ではありませんがやはり持っていくと喜ばれますし、話を聞いてもらいやすくなります。

挨拶に行くタイミングとしてオープン前が多いですが

  • 準備で忙しく話を聞いてもらえない
  • 最悪怒られる可能性も…

といったこともあるので、確実にいい印象で挨拶するには手土産はあったほうがいいでしょう。


高価である必要はなく、焼き菓子や地元で人気のお菓子など個包装で配りやすいものがオススメ。

高ければ相手も気を遣うので1000円ほどの商品で十分です。

開業後に自分の商品を持っていくのもオススメ

開業準備中は設備の関係で商品を持って行くのが難しいと思いますが、開業後に自分の商品を差し入れするのはとても効果的です。


僕は余りそうになった料理を持って行きましたが、そのおかげでさらに仲良くさせてもらってます。

自分の商品を食べてもらえることで

  • どのような料理を出しているかが伝わる
  • さらに交流が深まる

と、長期的な関係づくりにもつながるので実践してみてもいいですね。

挨拶に行く時間帯はいつがベスト?

挨拶まわりは相手のお店が忙しい時間を避けて伺うのがマナーです。


飲食店であれば ランチやディナーのピークタイムを避ける のはもちろん、小売店やサービス業でも開店直後や閉店直前は避けた方がよいでしょう。

伺いやすいタイミングとしては

  • 午前中の落ち着いた時間帯
  • 昼休憩が終わった午後の時間
  • 相手のお店のアイドルタイム(比較的空いている時間帯)

などです。

どうしても相手が忙しそうな場合は、名刺と手土産を渡しておくといいですね

お客さんとして訪れるのもアリ

一番話を聞いてもらいやすいのは「お客さんとして訪れる」ことです。

お店をやっているとわかるようになりますが、営業時間外に知らない人がいきなり入ってくると店側は身構えます。

しかしお客さんなら店側も悪い気はせず、落ち着いているタイミングを見計らって挨拶すればいい印象を残せます。

 

「営業時間外にお店に行くのは緊張する…」

このような方ほどお客さんとして伺うようにしましょう。

挨拶まわりの流れと当日のポイント

挨拶まわりをする日の流れを改めて整理してみました。よく確認して挨拶を成功させましょう。

挨拶は笑顔で

どうしても緊張すると顔がこわばってしましますが、挨拶は笑顔が鉄則。

明るい笑顔で「◯日に近くでオープン予定の◯◯です」と簡潔に自己紹介しましょう。

第一印象がよければそのあとの関係も良くなります。

手土産や名刺を渡す

軽く挨拶をしたあとは名刺と手土産を渡しましょう。

挨拶だけでは名前や店の名前は覚えれないので、名刺は持っていくようにしましょう。

一言そえる

「これからよろしくお願いします」「ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、その際はお声かけください」など、相手を立てるひと言があると印象が良くなります。

長居しない

挨拶まわりはあくまで「顔合わせ」が目的です。

忙しい中で時間をいただいているため、長居せず短時間で済ませることを意識しましょう。

挨拶をきっかけに関係性を築いて経営を有利に進めよう

今回は多くの方が忘れがちな挨拶まわりについて

  • メリット
  • 挨拶をするべき相手
  • 持っていくもの
  • 挨拶に行くタイミング

について、僕の実体験をもとに解説しました。

開業の準備は何かとすることが多く本当に忙しいので、挨拶まわりはついつい怠りがちです。

しかしほとんどの方ががしないからこそ、挨拶をしておくことでいい印象を残せます。

地域に溶け込むことで開業の成功率はあがります

挨拶まわりは面倒に感じるかもしれませんが、事前にしっかり行うことでトラブル回避や地域への信頼獲得につながり、結果的に経営の安定に大きく寄与するので積極的にしていきましょう。

ではでは。

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