飲食店で働いていると、将来自分のお店を持ちたいと考える人は多いです。
ただ色々な不安があるために実際に開業する方は少ないでしょう。
今回は
開業をしたいけど今ひとつ踏み切れない
そんな方に向けた記事です。
・経験
・資金
・環境
も十分なのに精神的な不安から開業できないと考えているなら今回の記事が役に立つと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
開業に踏み切れない理由

多くの方が開業に踏み切れない理由として、失敗して借金を抱えるのが怖いからだと思います。
確かに
廃業=借金
このようにイメージする方は多いように思います。
これを払拭するには
最大でどれぐらいの借金になるかを考える
その借金を返していけるかを考える
この点を考えておけば大丈夫です。
順番に解説していきます。
最大でどれぐらいの借金になるかを考える
基本的に借金は借り入れの金額以上にはなりません。
つまり
借り入れ額=最大の借金
となります。
ただこの金額より多くなることがあります。
それは経営が上手くいかず、追加で融資を受けた場合です。
追加で融資を受けると手元のお金は増えますが借金も増えます。
無事に返済できればいいですが、返済ができない可能性は高いです。
そもそも今までの経営が悪いために追加で融資を受けなくてはいけなくなっているのに、数ヶ月分の運転資金を借りれたところで状況はそこまで変わらないでしょう。
確かに飲食店は軌道にのるまで1年はかかるといわれているので、借金をしてもお店を続けることで売り上げが高くなっていく可能性もあります。
それでもあとから融資を受けるのは
融資を受けるために時間を使う
借りれたとしても金利が高い
このような点から止めておくのがいいと思います。
また軌道にのる前に資金がショートしないためにも、開業前の融資は多めを意識して下さい。
そしてその金額が最悪の場合の借金です。
追加で融資を受けると借金が膨らむ可能性がある
早めに撤退することで借金が抑えれることがある
借金をどうすれば返済できるかを考えておく

最悪の時の借金がわかればその金額は返済可能かどうかを考えます。
例えば
廃業後別の会社で正社員として雇用してもらえた
生活費は会社の給料で賄えている
このような状況で借金が200万だとすると
1ヶ月の返済額は約42000円
仮に時給1000円の仕事をすると42時間の労働が必要
この時間を確保できるか
このように考えます。(金利や税金は一旦無視しています)
もしできないなら開業を諦めてもいいし、もう少し資金を貯めて借り入れの額(最大額の借金)を減らすことで開業を考えるのもいいです。
もしできそうならお金の面では開業を恐れなくてもいいでしょう。
なぜなら最悪の借金を抱えても返済できる可能性があるからです。
実際開業してすぐに廃業する確率は低いことを考えると抱える借金も想定より少ないはずです。
このように考えていくとお金の不安も和らいで開業に向けて進めるでしょう。
ただし、原状回復といって退去するときには基本的にテナントをきれいにしなくてはいけません。
その費用は面積等によって変わってきますが1坪あたり2万~4万位は必要になります。
このための費用は確保しておきましょう。
次に雇ってもらえるところを考えたおく

お店を廃業した後に雇ってもらえるところを探しておくとより安心できます。
僕は自営業にする前に働いていた会社の社長から
「ダメだった時はいつでも戻ってくるように」
と言って貰えていたので廃業しても家族を養ってはいけそうだなと心のゆとりに繋がりました。
これは
実際に雇ってもらえるか
希望する条件が通るか
等は不確実です。
ただ精神的な安定剤にはなります。
そのため万が一の時の就職先も早めに見つけておくと開業にも踏み切りやすいでしょう。
まとめ
今回は開業したいけどなかなか決断できない、こんな方に向けて書いてみました。
自営業は怖い面もありますし、簡単ではありません。
特に飲食店の開業は初期投資に数百万はかかるので安易な気持ちで開業するのは止めておくのがいいでしょう。
ただ僕自身は開業をしてよかったと思っています。
自営業であるがために理想の働き方ができています。
もし開業に踏み切れないのであれば
なぜ踏み切れないのか理由を深掘りする
そのための対策を考える
これだけで決意しやすくなるはずです。
失敗のない開業をするためにもあらゆることに対して対策しておくことが大切ですね。
ではでは。
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