飲食店の定休日といえば平日をイメージするはずです。
わざわざ売り上げの高い週末に休むのは、お店としてはありえないですよね。
しかし子どもが小さい間は、売り上げが高いはずの日曜日を休むメリットもあります。
実際僕のお店も開業後しばらくは平日に休んでいましたが、途中から日曜日を定休日にし満足しています。
そこで今回は
- 飲食店なのに日曜日を定休日をした理由
- 日曜日を休むメリット
を解説していきます。
- 飲食店を自営している
- 子どもとの時間がとれなくて悩んでいる
方は今回の記事が参考になるので最後までご覧ください。
日曜日を定休日にした理由
早速ですが、日曜日を定休日にした理由は子どもとの時間作るためです。
僕のお店でも日曜日は売り上げは高かったですが、子どもとの時間を優先させたかったので日曜日を休むようになりました。
日曜日に仕事をすると子どもと過ごす時間はなくなる、もしくは少なくなりますよね。
これは子どもはもちろん親にとってもマイナスです。
子どもが小さいうちに遊べる期間は決まっているからだね
家族を大切にしたいと思っている方は日曜日を休みにするのはオススメですよ。
日曜日の営業状態
改めて僕が日曜日仕事をしていた時のお店の営業状態を説明すると
- 日曜日は主に妻の実家で子どもを見てもらう
- 見てもらえないときはお店に連れてくる
のどちらかでした。
正直子どもがお店に来たときは負担が大きくなるので、妻の実家で見てもらえるときはホッとしていました。
お店に連れてきてもスタッフルームのようなものはなかったので、店内の空きスペースに子どもがいる状態です。
始めは大人しく座っていても、すぐに飽きてしまいお客さんのテーブルに行ったりすることもあったので、結果的にYouTubeを見せておくことが多かったです。
子どもはじっとできないよね
アルバイトも雇っていましたが、日曜日はあまり入れません。
お客さんが多いのは嬉しいことですが
- 子どものことを気にしなければいけない
- 忙しさからくる作業量の多さ
から日曜日をこなすのは本当に大変でした。
しかし僕のお店では日曜日は、平日より1.5倍~2倍ほどの売り上げがあり休みにするには抵抗がる状態。
売り上げは高いが僕たち夫婦や子どもにとって負担になっているので休みにしたほうがいいのは理解しつつ、なかなか決断できませんでした。
日曜日を定休日にしようと決意した出来事
やっとの思いで何とか日曜日の営業をこなしてきましたが、5歳になった頃に長女から
パパとママとで遊びに行きたい
といわれました。
妻の実家でも楽しく遊んでいるようでしたが、そのときに初めて辛い想いをさせていたんだと気付かされました。
やっぱり寂しかったんだね…
長女はどちらかというと自己主張をせず、我慢するタイプだったので面と向かって言われた時は驚きと、今まで我慢させていた申し訳なさがありました。
そんなこともあり、売り上げを後回しにしても子どもとの時間を作るために日曜日を休みにしました。
子どもは以外と親に気をつかったりします。何か不満があってもすぐにいえないこともあります。
子どもの様子に違和感がないか、常に気をつけておきたいですね。
子どもが小さいときにしかできないことがある。売り上げは重要だけど家族が大事。
日曜日を定休日にするメリット
子どものストレスが軽減された
冒頭でも書いたように日曜日を定休日にしたことにより、子どもとの時間を多くとれるようになりました。
今では休みの度に行きたい場所を言ってくれるので、子どもがとても満足してくれます。
また幼稚園でも以前より明るくなったと先生から聞いた時は、一緒に遊んでなかったことで知らず知らずのうちにストレスをかけていたんだと思いました。
平日を休んでいる時はたまに幼稚園を休ませて、子どもと遊ぶことはありました。
僕はそれでいいと思っていましたが、子どもにとっては自分の休みである日曜日を休んでくれた方が嬉しいみたいです。
日曜日の忙しさから解放された
日曜日はお客さんが多く売り上げが高くなりやすい一方で、仕込みが増え休憩も満足にとれないこともありました。
僕ら夫婦にとっても日曜日を働くことを大変に思っていたので、そのストレスがなくなったのは大きなメリットでした。
もちろん売り上げは必要なので他の曜日でカバーしなければいけません。
平日に売り上げを伸ばす取り組みは考えておきましょう。
日曜日を休んだ弊害
一番の弊害は売り上げが減ったことです。
先ほどお伝えしたように僕のお店だと平日に比べ日曜日の売り上げは1.5倍ぐらいあったのでその差を埋めるのはなかなか難しく、1ヶ月の売り上げは下がってしまいました。
しかし僕はそれでもいいと思っています。
子どもの満足度が全然違うからだね
お金を稼ぐことはいつでもできますが子どもが小さい時は今しかありません。
子どもとの時間を大切にするためにしばらくは日曜日を休みでもいいかな?と思っています。
僕がこのような考え方になったのはDIE WITH ZEROを読んだことがきっかけです。
有名なのでご存知かもしれませんが、人はいつ死ぬか分からないので、将来に備えるばかりではなく今を楽しむことの重要性について書いてくれています。
僕も読みましたが、「今しかできないことの大切さ」に気付かせてくれました。
特に仕事ばかりしてきた方は読んで欲しいですね。恐らく価値観が変わると思いますよ。
今まで休んでいた日も売り上げが減ることがある
これは日曜日を休んだ弊害というより、休みを変更したことによる弊害です。
長く営業していると定休日は根付いてきます。
そのため途中で休みを変更するのは売り上げを減らしかねません。
実際僕のお店でも売り上げは下がりました。
常連さんほど元々休んでいた曜日を避けることになるので
- 1ヶ月前位からは休みの変更を店内に告知しておく
- SNSも利用してこまめに休みを知らせておく
このような取り組みは必要です。
日曜日はコスパが悪いことがある
僕は今までどの職場でも主に平日休んでいました。
日曜日を休んだことは約20年の労働期間の中で数回です。
改めて休んでみて気付きましたが、日曜日はほとんどの施設が平日に比べ割高な料金設定になっているということです。
飲食店の中にも土曜日、日曜日が料金が高いところもあるでしょう。
同じサービスなのに、料金が高い。
つまりコスパが悪いということです。
そして場所によっては人が多く、混雑することもあります。
旅行
遊園地
動物園
このような場所は平日の方が空いているため満足度は高いかもしれません。
その事は頭においておきましょう。
飲食店でも日曜日の定休日はオススメ
自営業をしていると収入が不安定になりやすいため、仕事の時間を増やしてしまうと思います。
でも僕たちは仕事をするために生きているわけではないはずです。
もちろん生活をするためにも仕事は大切です。
要は仕事とプライベートのバランスが大事です。
僕は今回売り上げを落としてでも子供との時間を優先しました。
これは人それぞれ考え方があるはずです。
ただ僕は日曜日を休みにして満足をしています。
もし今回の記事をご覧になって日曜日を休みたいと思ったのであれば、1度シュミレーションしてみるといいです。
➀日曜日休むことによってどれぐらい売り上げが下がるのか
➁その分収入が減っても生活に困らないのか
③平日の売り上げをどうすれば高めれるのか
ここがしっかり考えれると大きいですよね。
因みに僕は平日の売り上げを高めるためにランチメニューの見直しをしました。
それで徐々にですが売り上げも高くなったので、日曜日を休んでもそこまで収入は落ちていません。
仕事とプライベート、上手くバランスをとっていきましょう。
ではでは。