自営業をすることは決めたけど、夫婦で一緒に働くかは悩んでいる…
といった方は多いのではないでしょうか?
確かに夫婦で働くと管理などはしやすい反面
- 収入がお店だけになる
- 子育ての時間がとれないかも
- 夫婦でずっと一緒にいるのは苦痛になりそう
といった悩みもでてきますよね。
夫婦で一緒に働いたほうがいいかは
- 生活環境
- 性格
- 仕事に対しての考え方
等によって人それぞれ正解が変わってくるので、一概にどちらがいいかを決めることはできません。
それでもあえて僕の考えをお伝えすると夫婦一緒に働いた方がいいです。
僕は飲食店経営者で今のお店でアルバイトとも働いたことがありますが、妻と働くほうがいいと感じ現在では夫婦だけで営業しています。
そこで今回は実際に働いたからこそ分かるメリットを解説するので、夫婦の働き方に悩んでいる方は最後までご覧ください。
夫婦で自営業のメリット
早速ですが夫婦で働くメリットは
- 求人の手間が減る
- 信頼感がある
- 相談しやすい
- 休みを合わせられる
の4点です。
順番に解説していきます。
求人の手間が減る
夫婦が別々に働くのであればアルバイトを雇うようになるはずです。
アルバイトと働くためには
- 求人
- 面接
- 指導
等で時間を取られるので意外と労力がかかるうえ、すぐにアルバイトが見つかるとも限りません。
飲食店は特に求人が集まりにくいですよね
開業前であればどれだけの利益がでるかわからないので、時給の設定も難しいでしょう。
最悪の場合、赤字にもかかわらずアルバイトに高い給料を払う可能性もあります。
そうなると当然経営は苦しくなりますし、利益がでていないからといって時給を下げることもできません。
店を継続するにはとにかく経費を抑えることが重要です。
開業して数ヶ月は思うように利益が出にくいので、人件費をコントロールするためにもまずはアルバイトを雇わず夫婦でする方がいいでしょう。
信頼感がある
突然ですが、あなたはアルバイトとパートナーだとどちらが信頼できますか?
もちろんパートナーですよね
アルバイトの中には本当にしっかりしている方も多いですし、一生懸命働いてもくれます。
それでも信頼感でいうとパートナーには敵わないでしょう。
信頼感があれば
- 自分の作業に集中できる
- 余計な心配をしなくていい
といったメリットがあるので、僕自身でもアルバイトと営業しているより妻との方が精神的な負担が違います。
ある程度なら任せっぱなしで大丈夫だからですね
仮に開業した業種の経験がパートナーになく、少しぐらい不慣れでも一生懸命接客をしているようなお店もいいですよね。
信頼していることによりあなたに余裕がうまれると
- 経営について考えれる
- いいアイデアが浮かびやすい
- 正しい判断ができる
という風にプラスになることが多いでしょう。
自営業では精神的に余裕がないと決断力が落ちるので、休みを取り体調にも気をつけましょう。
相談しやすい
もし夫婦で別々の職場であれば
- 出勤時間
- 休日
- 就寝時間
等が変わってくるので生活にズレが生じ、必然的に会話も減ってくるでしょう。
同じ職場であれば仕事はもちろん、休日まで同じことが多いので
- 仕事
- 子ども
- 将来
についてじっくり話せる機会が作れるので相談もしやすいです。
僕も休みの日はもちろん、仕事の合間でも相談されたことは何度もあり、話し合う時間を多く取れたおかげで解決してきました。
悩みが解決しやすいので相談しやすい環境があるのは大きいメリットでしょう。
休みを合わせやすい
夫婦で自営業をすると、休みを合わせやすいということもメリットです。
別々の仕事であれば休みを合わせることが難しいですよね
業種によっては希望の休みを伝えることすら気を使うこともあるでしょう。
誰に気兼ねすることなく自分たちのペースで休めるのは、想像以上のメリットがあります。
こちらの記事もご覧ください。【解決策アリ】夫婦で飲食店自営業でも喧嘩をしない為には?
成功の秘訣
パートナーとの自営業はメリットが多い反面、嫌になることもあります。
お互いが不満を持つことがないように成功の秘訣も解説していきます。
役割分担する
不満を持つ大きな理由として
言いやすい相手が故にあらゆることに口出ししてしまう
ことが挙げられます。
これを防ぐためには作業の役割分担をし、各自に任せてしまうのがいいでしょう。
そうすることが結果的に上手くいきやすいです。
仕事をプライベートに持ち込まない
もし一緒に住んでいるのなら、仕事とプライベートを分けることが重要です。
夫婦で働くことは、ほとんどの時間を一緒に過ごすことになります。
そしてついつい仕事が終わってからも
- その日のダメ出し
- 仕事の改善点
等の話をしてしまいがちですが、当然パートナーはうんざりしますよね。
何日も続くと一緒に働くことが嫌になるので
仕事の話は仕事中だけと決めておく
といいですね。
給料のことを初めに話し合っておく
夫婦で働くと青色事業専従者というものに申請しておくようになることが多いですが、あらかじめ支払う給料を税務署に申告しておかなければなりません。
また夫婦どちらの給料でも
家族で使うことを理由に給料の支払いがされていない
こともあります。
その結果自分で自由に使えるお金がないことに不満を頂いている方もいます。
そうならないためにも
- 給料の額
- 支払日
- どこまで使っていいか?
等を初めに決めておく事が大切ですね。
夫婦で自営業だと離婚しやすい?
夫婦の自営業だと関係が悪くなって離婚する…
このようなことは聞いたことがありませんか?
理由としては
- 毎日顔を合わせるから
- 常に仕事のことを考えてないといけない
- 収入が不安定
といったことからです。
しかし夫婦自営業は離婚しやすいといったデータは僕が調べた限り見当たりませんでした。
とはいえ、上手くやらないと関係が悪化しやすいのは事実です。
そのためにも今回挙げたポイントを抑えておいてくださいね。
こちらの記事も参考にして下さい。
飲食店経営者の妻はしんどいのか?しんどい理由と解決策について
「飲食店経営者の妻」となっていますが、他業種でも当てはまるところがあるでしょう。
大変だけど夫婦で自営業でも大丈夫
今回は自営業をするときに夫婦で働くメリットについて解説しました。
再度メリットをおさらいすると
- 求人に手間を減らせれる
- 信頼感がある
- 相談しやすい
- 休みを合わせやすい
の4点でした。
冒頭でもお伝えしたように僕の結論としては一緒に働くほうがいいです。
自営業は大変な思いをすることもありますが、夫婦で乗り越え店を育てていくことで徐々に常連の方が増えてきます。
アルバイトを雇うのは忙しさが安定してからでも遅くありません。
ただ夫婦で一緒に働くことのデメリットもあるので対策はしておきましょう。
ではでは。