この記事をご覧のあなたは、自営業者との結婚を考えているのではないでしょうか?
ただ自営業者との結婚は不安になりますよね。
もしかすると周囲からは「やめとけ」といわれたこともあるかもしれません。
確かに自営業は会社員とは違い、収入が不安定で働けなくなったときの補償も手厚くありませんが、僕の考えは対策さえしておけば自営業者との結婚でも問題ないです。
そこで今回は自営業歴8年の僕が
- 自営業者との結婚が不安になる理由
- 自営業者と結婚するために必要な対策
この2点について解説していきます。
自営業者との結婚を考えていたのに、周囲の意見を聞いて不安になってしまった方は参考になるので最後までご覧ください。

自営業者との結婚が不安な7つの理由

収入が不安定でリスクが高い

あなたのイメージにもあるように自営業は安定しません。
僕のお店でも月によって収入が変動することがほとんどです。
また体調を崩して働けなくなったりすると
先月に比べ半分の収入しかない…
といったことも珍しくありません。現に僕も今まで体調不良等の理由から1週間ほど休んでしまった経験があります。
下記の記事にまとめているので参考にしてください。
自営業なのに1週間休んでしまった…実際に体験したことと対策を教えます。
収入に波があると安定した生活は難しそうですね
年金が少ない

自営業者は年金が少ないと聞いたことはないでしょうか?
なぜ少ないのかというと、自営業は国民年金だけしか入れないのに対し、会社員の方は
- 国民年金
- 厚生年金
の2種類の年金に入れるからです。具体的な数字を出すと
- 会社員の年金の平均は約14万円
- 国民年金の平均は約6万円
と2倍以上の差があります。
年金の少なさをカバーするためには、老後に向けて多めに貯金する必要がありますね。
変わっている人が多い
自営業者は変わり者が多いといわれています。
確かに
確かにほとんどの方が会社員としての道を選んでいるのに、自分で開業したことを考えると通常とは違う感覚を持っているかもしれません。
結婚が失敗しないようにパートナーを見定める必要はありそうですね。
休みが取れない?自営業のライフスタイル
自営業は基本的に週1回だけの休みです。
またせっかくの休みでも
- 事務作業
- 取り引き先とのやり取り
で仕事になることもあります。
パートナーの休みが少ないということは
- 子どものお世話
- 家事
等を、あなた1人でするようになるので負担が増える可能性は高いでしょう。
また休みが少ないと
- 疲れがとれない
- 精神的にキツイ
- 旅行に行きにくい
といったデメリットがあります。
休みが少ないのは本人だけでなく、家族にとってもデメリットといえるでしょう。
ローンが組みにくい(審査が厳しい)
自営業はローンの審査が通りにくいです。
なぜ通りにくいかというと
収入が安定しない
と思われているからです。
- 年収が高い自営業者
- 年収はそこまで高くない会社員
であれば、後者のほうがローンを組みやすい傾向にあります。
ローンが組めないと
- 家
- 車
といった金額が大きい買い物をするときに困ります。
何十年も続いている自営業でなければ、ローンは組めないと考えておくといいですね。
働けなくなったら収入ゼロ?自営業の健康リスク
自営業をしていて体調を崩してしまうと仕事にかなり影響するうえ、仮に体調不良で休むことになれば、収入が下がることに繋がります。
つまり
自営業をする以上、体調管理にはかなり気をつける
必要があります。

僕も会社員のときに比べ、かなり注意するようになりました。
体調管理は仕事の一環と思っているといいでしょう。
手伝わされる可能性
パートナーだけで自営業をするだけなら、そこまで気にならないと思っているかもしれません。
しかし、自営業を手伝ってほしいと考えるパートナーは多いので一緒に自営業をする可能性はあります。
もしあなたがどうしても手伝いたくない理由があるなら、自営業者との結婚は考えたほうがいいかもしれませんね。
こちらの記事も参考にしてください。
自営業の強みとは?
どうしても自営業のにはネガティブな印象を持ってしまうかも知れませんが会社員とは違ったメリットも存在します。
収入の不安定さが最大のデメリットと思われそうですが、逆の見方をすると、頑張れば毎月収入をあげていけるチャンスもあるということです。

仕事熱心な方であれば自営業の方が稼げるかもしれませんね
そのほかのメリットのついてはこちらの記事を参考にしてください。夫婦で自営業は難しい!?メリットと成功の秘訣
自営業と結婚しても安心!不安を解決する方法
ここまで自営業者との結婚が不安な理由をお伝えしてきましたが、事前に不安な理由がわかっていれば対策できます。
合わせて確認しましょう。
国の支援制度を活用!自営業の安定化策
自営業者の年金が少ないことは先ほどお伝えした通りですが、年金額を増やす制度を国が用意してくれています。
主に
- 小規模企業共済
- 国民年金基金
- iDeCo
この3種類ですが、どの制度も掛け金以上に年金が増える可能性があります。

年金の受給額が少ないのが心配…
という方は上記の制度を利用して、備えておくといいですね。
不安を減らすには?生活を安定させる方法
収入に差がある自営業でも生活を安定させるには
- 貯金を多めに持ち、収入は少なめに考えておく
- 本業以外の収入源を確保しておく
などの対策があります。
貯金を多めに持つには時間がかかりますが、精神的な余裕が生まれます。
そして
何かのアクシデントでかなり収入が下がったときは貯金を取り崩すことで今までと同じ生活はできますよね。
また収入が少ないときを基準に生活をすることも意識しましょう。
多くの方が収入が上がると生活水準も上げてしまいますが、収入が安定しない自営業者だと危険な考えです。

収入が少ないときでも家計がマイナスにならないようにしましょう
さらに収入が高かったときはその分を貯金または投資に回すと、どんどんゆとりがでてくるので生活は安定していきます。
別の収入源を確保しておく
不安定な収入に対し、一番いい方法は副業などで別の収入源を作っておくことです。

僕も開業をきっかけに副業を開始し、多少収入を得ています
副業やお金にまつわる知識をつけたいならすでに140万部売れている下記の本がおすすめなので、自営業で困りたくない方は購入してもいいでしょう。

会社員に比べると補償が薄いですが、考え方次第では自営業でも生活を安定させれますね。
その他の自営業のデメリットについてはこちらの記事を参考にしてください。
夫婦で起業した経験者が教える。夫婦で自営業をするデメリット3選
結婚するためにチェックすべきポイント

自営業者と結婚しても問題ないか?は正直、相手によって変わります。
そこでどのようなポイントを抑えていれば問題ないかを解説していきます。
自営業の期間
繰り返しになりますが、自営業は安定しません。
しかし、数年、数十年と長く営業できていれば安心感はあります。

現に金融機関は、融資をするときに営業期間を確認します
もちろん長く続いているから今後も倒産しないということではありませんが、短い期間よりは長く営業できている方が安定しているでしょう。
家計は大丈夫?お金の管理能力を見極める
自営業は
- 税金
- 業者さんへの支払い
- 突発的な修繕
といった、数万円以上の支払いの回数が何度もあります。
大きい金額になると、日頃から計画してお金を用意しておかなければいけませんが管理が苦手な方は、支払いに対して後手に回ることが多いです。
毎月の必要な金額と支払先を把握しているといった方だと、自営業者でも安心できますね。
借金がある自営業者は危険?負債のチェックポイント
多くの方にとって借金はネガティブなイメージがあるかもしれませんが、借金自体はそれほど悪いことではありません。
それでも借金があまりにも多いとリスクは高くなりますが、恐らくあなたはリスクの高い生活は望んでいないでしょう。
安心して結婚生活を送りたいなら
- 借金がどれぐらいあるか?
- 借金返済の期間
この2点は確認しておきましょう。
もし「借金はあってもそれ以上に貯金がある」ならいつでも返せる状態なのでそこまで気にしなくてもいいですね。
自営業との結婚が不安な理由を考え対策しよう

今回は自営業者との結婚を不安に感じている方に向けて
- 結婚が不安に感じる理由
- 自営業者との結婚に向けて対策
を解説しました。
結論としては自営業者との結婚でも対策しておけば問題ないです。
確かに自営業者は
- 収入は不安定
- 補償が薄い
ので、結婚に対し不安になる気持ちもわかりますが、不安要素を把握できているなら対策するだけです。

自営業者だから結婚をやめておこう…
と考えるのではなく、不安な理由を深堀りし対策するのが重要ですね。
また自営業には会社員と違った魅力もたくさんあります。
悪い箇所だけに目を向けるのではなく、いい箇所も知って総合的に判断しましょう。
ではでは。
