キッチンカー開業のメリット、デメリットを飲食店オーナーが解説

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コロナ禍を機にテイクアウトの需要は高まっています。

その中でも特にテイクアウトに特化しているキッチンカーでの開業に興味をもっている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はキッチンカー開業について飲食店で20年以上の経験を持ち、今は飲食店オーナーを務める僕なりに解説していきます。

始めに結論をお伝えしておくと、

味に自信がある

料理にこだわりたい

こんな方にはオススメできません。

なぜこのような結論になるのか、この記事を読むことで理解できるはずなのでぜひ最後までご覧下さい。

この記事はこんな方にオススメです

☑️キッチンカーに興味がある

☑️キッチンカーについて知りたい

☑️キッチンカーの開業を考えている

キッチンカーとは

そもそもキッチンカーとは調理ができる設備が備わった車両のことです。

よく見かけるのはクレープ、たこ焼きではないでしょうか?

最近ではキッチンカーも種類が増えてきています。

・なかなかコロナが終息しない

・テイクアウトの需要が高まっている

このような背景を考えると、恐らくキッチンカーはこれからも増えてくるでしょう。

キッチンカー開業のメリット

需要が高まっているキッチンカー開業ですがメリットはたくさんあります。

・開業費用、ランニングコストが抑えれる

・集客しやすい

・掃除、管理が楽

それでは順番に解説していきます。

開業費用、ランニングコストが抑えれる

キッチンカー開業の一番のメリットは

開業費用、ランニングコストが低くなること

です

一般的に飲食店の開業費用は1000万前後と言われています。

それがキッチンカーでは300万~500万円ほどなのでかなり差がありますよね。

実店舗を持つと融資を受けるのがほとんどですが、キッチンカー開業においては自己資金だけで開業できる方もいるはずです。

融資を受ける場合

・書類の作成

・金融機関の方との面談

・利息の支払い

これらが意外と負担になるので、ここを省略できるのは精神的にも大きいですよね。

ランニングコストも

スペースが小さいため実店舗を持ったときに比べ少ない

です。

開業費用もランニングコストも抑えれるのであれば通常の飲食店に比べリスクは低いと言えますね。

集客しやすい

キッチンカーが出店している場所は

・大型スーパーの出入口

・お祭りやイベント

というように、人が集まりやすい場所です。

そのため集客しやすい、立地がいいと言えます。

毎回このような場所を借りれる保証はないですが、それでも場所を選べるというのは大きいメリットです。

そして人が集まらなければ移動すればいいからですね。

人気の場所は他の方も選ぶ傾向にあるので、後から参入したときには遅いかもしれません。

ただ日頃から

・どのようなところに人が集まっているか?

・自分の商品を買ってくれそうな人が多くいるのはどこか?

を意識することで自分だけの穴場スポットを探すこともできます。

掃除、管理が楽

飲食店は掃除が大変です。

厨房はこまめに掃除しないと

・油でギトギトになる

・水垢ができる

・害虫が増える

このようになっていきます。

当然キレイな厨房がいいですが、日々の業務が忙しければ掃除は後回しになりがちです。

また営業を続けていくと

・机、椅子が壊れる

・壁紙が破れる

・トイレの故障

という風に修繕費がかかってきます。

また油汚れにより配管がつまると、業者さんに修理してもらうことも必要です。

キッチンカーであれば小スペースなので掃除をする箇所は少なくてすみますね。

修繕も店舗に比べるとかなり少ないので管理が楽です。

ランニングコストも抑えれて管理も楽なのであれば経営はしやすいといえるでしょう。

このようにメリットが多いキッチンカー開業ですが次はデメリットを解説していきます。

キッチンカー開業のデメリット

考えられるキッチンカー開業でのデメリットは下記のようなことです。

・営業許可証が自治体ごとに必要

・出店場所の確保が難しい

・常連客が作りにくい

・味にこだわりにくい

こちらも順番に解説します。

営業許可証が自治体ごとに必要

飲食店として営業する時に必要な資格の中に営業許可証というのがあります。

有効期限は5年〜8年と場所によって違いがありますが、1度取得するとしばらく費用の心配はいりません。

しかしキッチンカーで開業するのであれば、営業許可証は自治体ごとに必要なので自治体をまたいで営業するほどコストはかかってきます。

営業許可証の取得には約1万円と店舗を持つ場合に比べ若干安いですが、それなりにインパクトのある金額ではないでしょうか? 

出店場所を広げすぎると費用がかさむ

ことは覚えておきましょう。

営業許可証の取得に関してまずはメインで考えている出店場所地域を管轄している保健所に、どこまでの範囲なら営業できるかを確認しておくのがいいと思います。

また開業するために必要な資格についての記事はこちらにあるので参考にして下さい。

飲食店開業に必要な資格は2つ。取得方法を解説。

出店場所の確保が難しい

繰り返しになりますがキッチンカーでは固定の場所で営業するのではなく、常に移動していきます。

出店したい場所が見つかればそこにお願いして営業ができるわけですが

出店場所の確保はなかなか難しく、特に人気の場所はすぐに埋まる

事が多いです。

キッチンカーでの営業は場所が売り上げに大きく左右するので、いい場所をおさえ続ける工夫も必要ですね。

中には出店場所を仲介してくれる業者もありますが、

出店手数料として売り上げの15%~20%はかかってくる

ので思うように利益が残らないこともあります。

基本的に出店させてもらった所には出店料が発生しますが、稀に無料で出店させてくれる所もあるので初めはそのような場所を選んでもいいでしょう。

当然出店料がかからなければ必要な売り上げは低くくなります。

その点を意識し

集客がしやすく売り上げを伸ばせる場所

だけでなく

最終的に利益が多く残せる場所

を選んでもいいですね。

こちらの記事も参考にして下さい。

利益を意識してますか?

常連客が作りにくい

キッチンカーに来るお客さんは

出店場所を利用したついでに来てくれる

ことが多いです。

スーパーや商業施設等は特にそうでしょう。

そのためキッチンカー目当ての来店は少ないはずです。

これは固定の場所で営業していないのでお客さんとしても訪れにくいからです。

つまり常連客が作りにくいということです。

常連客が作れないのは経営にとってかなり不利な状況と言えます。

なぜなら常連客が作れないと

売り上げが安定しない

また売り上げが安定しないということは

食材や備品の必要な数量が分からない=ロスが増える

事になるからです。

もしかすると、SNSを使って事前に出店場所を告知することで集客が見込めるのでは?

と思うかもしれません。

もちろんそれを見てきてくれるお客さんもいると思います。

しかし

ボリュームがかなりある

通常に比べ格段に安くなっている

このようなインパクトのある料理やイベントをしていないとわざわざ来てくれないでしょう。

それほど集客というのは難しいです。

とはいえ無料で使えるSNSを使わない理由はないので積極的に活用していきましょう。

時間はかかりますが、継続することで常連客、それより重要な「ファン」を作ることは可能です。

詳しくはこちらの記事をご覧ください

常連客とファンは違う。飲食店で重要なのはファンです。

味にこだわりにくい

キッチンカーには調理スペースがあるとはいえ通常の飲食店に比べると設備面で劣ります。

そしてキッチンカーにくるお客さんはすぐに料理ができるのを前提に利用してくれています。

そのため早く提供できるように味に差し支えのない程度に作りおきしていることもあります。

もし料理にこだわったお店を目指すのであればキッチンカーは不向きといえるでしょう。

キッチンカーでは料理の味よりも提供スピードが求められる

まとめ

今回はキッチンカー開業のメリット、デメリットについて僕なりに解説してみました。

僕はキッチンカー開業が悪いとは思いませんが、

調理設備が店舗に比べ劣る

スピーディーな提供が必要

このような理由から料理にこだわりたい方はキッチンカーではなく実店舗で開業するべきだと思います。

逆に料理はそこまで経験がなくても

・出店場所に自分の商品の魅力を売り込める営業力がある

・どのような場所で出店すると売り上げが伸ばせるのかを考えれるマーケティングスキルがある

このような方はキッチンカーでの開業が向いていると思います。

実店舗での開業かキッチンカーでの開業か自分の得意なことも考えて選択することが大事ですね。

ではでは。

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