個人事業主には様々なメリットある一方でデメリットも当然あります。
今回はデメリットについても触れていきたいと思います。
メリットもデメリットも理解することで開業にむけてより正確な判断ができるはずです。
収入が安定しない
やはり1番はこれじゃないでしょか?
あなたのイメージにもある通り、個人事業主は収入が安定しません。
仮に1ヶ月の売り上げが同じくらいでも突発的な出費があれば収入(利益)が大きくかわってきます。
例えば
冷蔵庫の修理
洗浄機の点検
壁紙の張り替え
このような場合です。
これらの出費は急に必要になることが多く、数万円程かかることも珍しくありません。
これについての対策として
貯金額を会社員の時より多めにしておく
収入が増えても生活費を上げない
この2点が重要です。
自営業の場合収入は1ヶ月でみるのではなく、1年間で出た利益を12等分するといった方が月の収入としてはイメージしやすいかもしれませんね。
保険が高い
これは自営業の方全てにあてはまるわけではありませんが、ほとんどの方が会社員の時より保険料が上がると思います。
なぜなら
会社員の時は会社が半分負担してくれている
国民健康保険には扶養の概念がない
これらが理由です。
保険の種類
ここで保険について軽く説明したいと思います。
保険には
・健康保険
・国民健康保険
の2種類があります。
この保険に入っていると、病院で診察を受けた際、医療費の自己負担はほとんどの方が3割で済みます。
基本的に
会社員 → 健康保険
個人事業主 → 国民健康保険
に加入することになります。
国民健康保険には扶養の概念がない
会社員の方が主に加入している健康保険には、ある一定の収入以下であれば扶養に入ることができるます。
そのため家族が何人いても社会保険料は変わりません。
しかし国民健康保険は収入に関係なく扶養に入ることができないため、家族が増えるほど保険料は高くなります。
これが結構キツイです…
そもそも開業を考える年齢であれば配偶者や子供がいる場合が多いと思います。
なので保険料は上がると考えておくといいでしょう。因みに保険料は収入やお住まいの地域によって変わってきます。
もしどれぐらいの保険料になるかを知っておきたいのであれば市役所で確認してみるといいでしょう。
保証が薄い
これもイメージがあると思います。
会社員であれば通常
有給休暇
傷病手当金
このような制度があるので、長期間休むようになっても収入がすぐに途絶えるということは少ないです。
ただ個人事業主には有給休暇も傷病手当金もないので休めば、その間は無収入となってしまいます。
僕も体調を崩し1週間ほど続けて休んだことがありますが無収入のうえ、更に病院代や薬代といった支出は増えました。
その時のことはこちらに書いてあります。
自営業なのに1週間休んでしまった。実際に体験したことと対策を教えます。
僕は自営業してからは特に健康を大切にしています。
風邪を引いた時の準備も大事ですが、そもそも風邪を引かないようにすることも重要です。
健康管理はしっかりしましょう。
信用がない
個人事業主は信用がない、もしくは非常に少ないです。
それが顕著なのはお金が借りられないことです。
住宅ローン
営業用の追加の融資
等は開業して数年たたないと難しいでしょう。
稀にクレジットカードも作れなかったりします。
これは初めに書いた収入が不安定な事が影響しています。
しかし毎年着実に利益を出せていけば信用も高まります。
信頼度の高い会社を作っていきましょう。
仕入れが高くなることがある
業者さんによっては、個人のお店と大きい会社が経営するお店とで同じ商品でも価格が違ったりします。
これに関してある程度は仕方ないかなと思います。
基本的に自分のお店であれば、会社員の時から繋がりのある業者さんを使うと思います。
もしそこで前の職場と仕入れ価格が違うなら別の業者さんを探すのもいいでしょう。
ただ新しい業者さんは
関係性を作っていかなければいけない
休みを覚えなければいけない
発注方法の確認
このような面も意識しておく必要があります。
まとめ
自営業がいいか、会社員がいいかは人それぞれです。
もし、今回の記事を読んでデメリットを強く感じた方は、今のところ会社員が合っているかもしれません。
しかし何度も言いますが、僕は自営業をして本当によかったと思っています。
その僕からすると、自営業はデメリットよりメリットが多いです。
自分にはどちらの働き方が合っているのかよく考えて判断してみて下さいね。
ではでは。