「実体験」飲食店のワンオペ営業を成功させるコツと注意点

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経営

開業したいけど人が集まるのか不安…

このような悩みを抱えている方にオススメの方法があります。

それはワンオペレーション、いわゆるワンオペ営業です。

要は1人でお店を切り盛りすることですね。

時々、問題になっているので

ワンオペ営業=キツい

というイメージもあると思います。

もちろん、全ての作業を1人でしているわけなので大変ですが良い点もあります。

僕は現在

平日のディナー営業だけではありますがワンオペ営業をして3年

が経過してます。

そこで今回は

飲食店におけるワンオペ営業

・魅力

・スムーズに営業するコツ

・注意点

これらを解説していきます。

実体験から気付いたことを書いているので参考にしてください。

この記事はこんな方にオススメ

・1人で開業しようと考えている

・人件費を抑えたい

・マイペースに仕事をしたい

ワンオペ営業は違法?

まずはこの疑問を解決しておきましょう。

過酷なワンオペ営業はそもそも違法ではないのか?と思うかもしれませんが結論を先にいうとワンオペ営業そもそもは違法ではありません。

しかし、忙しかった場合に休憩にいけなければ労働基準法にあたる可能性があるのでその点は気をつけて下さい。

労働基準法では

労働時間6時間〜8時間以下の場合は45分

8時間を超える場合は1時間の休憩を最低でも与える必要があります

ワンオペ営業のメリット

キツいイメージのあるワンオペ営業ですがメリットもあります。

順番にみていきましょう。

人件費がかからない

飲食店で大きなコストの1つとして人件費が挙げられます。

ワンオペ営業ではアルバイトの人件費がかからないので自分の収入にできます。

収入が増えるのもメリットですが、人件費がかからず支出が抑えれ、必要な売り上げが低く済むのもメリットです。

自分の思うようにできる

アルバイトを雇っていると

・こんな接客をしてほしい

・思ったような動きができてない

このように思うことはありませんか?

明らかに間違えていれば指摘すると思いますが、あまり細かい所までは指摘しないという方もいるはずです。

このようなことが若干のストレスになったりすることもありますが、ワンオペ営業では全ての作業を自分でするわけなのでこのようなことはありません。

理想な職場の環境といえますね。

求人の手間がなくなる

人を雇うには

・求人をかける

・制服の用意

・慣れるまで教える時間

・シフト作成

というように意外と手間がかかります。

人を雇わないということはこれらの手間を省けるので、事業に集中できます。

他の人より事業のことを考えれるのであれば成果が出やすくなるでしょう。

家賃が抑えれる

初めからワンオペ営業をするつもりなのであれば借りる店舗も小さくすむので、結果的に家賃が抑えれることが多いです。

ランニングコストが低いということは廃業の確率を下げれるので大きいメリットですね。

ワンオペの注意点

ワンオペには1人ならではの注意点があるのでその点についても解説していきます。

トラブルに弱い

ワンオペ営業を続けていると1人ですることに慣れてくるので、多少忙しくなってもそこまで困ることはありませんが突発的なトラブルは致命的です。

まだ

・お客さんが水をこぼした

・お皿を割った

このようなことなら対応できますが

・トイレが詰まった

・自分が怪我をした

・調理器具の故障

といったすぐに改善しないことが起これば、時間帯に関係なくお店を閉めることもあります。

このことは常に意識しておきましょう。

強盗に狙われる可能性

従業員が複数いる店舗より1人でしているお店の方が、強盗にも狙われやすくなります。

また無銭飲食に対しても無防備になりやすいのでその点をケアしておく必要はあります。

ワンオペを成功させるコツ

今までを見てきてワンオペ営業に興味を持った方に向けて、コツを紹介します。

僕がワンオペをして気付いたことがあるので参考にしてください。

食器は多めに用意しておく

ワンオペだとオーダーが重なると洗い物をする時間すらなかなか取れません。 

そのため、営業中は洗い物をしなくてもいいぐらいの食器を用意しておきましょう。

メニューの簡素化

あまり時間をかけずに調理をできるようなメニュー構成にすることもポイントです。

僕の場合で言うと

ワンオペをするようになってからは時間のかかる料理はメニューから外しメニュー数も減らしました。

もしくは事前の準備に時間をかけ、オーダー時にはすぐにできるような工夫をしておくといいですね。

ワンオペ用の店づくり

もし初めからワンオペ営業をするつもりであれば、ワンオペに適したお店にすることが

重要です。

具体的には

カウンター席

券売機の設置

コンパクトにまとまったキッチン

といったことです。

カウンター席だと

・お客さんの動きを確認しながら作業できる

・カウンターから提供や食器を下げれたりできる

といったメリットがあります。

テーブル席であれば、料理を提供するとしても回り込んでいかないといけないので手間が増えてしまいます。

でも数歩しか変わらないんじゃ

・・・

と思うかもしれませんがこの積み重ねが非常に大きな差となります。

1人で営業するためには些細な労力も省くことをイメージしましょう。

券売機の導入

極力手間をなくす為に券売機の導入も検討しましょう。

もしお店の業態が

・ラーメン屋さん

・定食屋さん

だと券売機はオススメです。

レジは

・小銭を出すまでの時間

・割り勘

等に意外と時間を取られその間は調理もできません。

そのためこの時間が省けるのは非常に魅力的です。

ただ居酒屋さんの様に

追加オーダーが入りやすいお店

は券売機には不向きです。

追加の度に券売機にいくのが手間だからですね。

また居酒屋はお客さんとの距離が近くなることが多いので、多少時間がかかっても直接オーダーをとっていくのがいいのかなと思います。

もちろんお客さんをほったらかしにしないように声かけはこまめにしましょう。

セルフサービスでできるところはお客さんにしてもらう

例えば

・お冷やおしぼりは入り口に置いて各自で持っていってもらう

・食べ終わった食器は下げてもらう

といったものです。

お客さんに動いてもらうのに抵抗がある方もいるかもしれません。

いざ1人でしてみるとわかると思いますが

こちらが忙しくしているとお客さんとしても手伝いたい

気持ちがでてきます。

でも余計なことをしない方がいいと思いそわそわしながらお待ち頂く方もいらっしゃいます。

そのため

お客さんに負担のかからない程度に頼れる所は頼って自分はとにかくおいしく作ることを意識する。

その方がお客さんにとっても満足度は高いでしょう。

ただ、たまたまお店に来てくれていた知人に手伝ってもらうのは辞めておきましょう。

従業員でない人間が手伝うのを嫌がる方は多いです。

金額に端数をださない

料理の値段を決めるときに

レジの手間を削減

するため端数をださないようにしましょう。

理想は50円か00円です。

もしそれが難しければ10円単位まではいいでしょう。

詳しくはこちらの記事を参考にして下さい。

失敗しない!飲食店の価格の決め方

ワンオペ営業をするコツはとにかく余計な作業を減らすこと!

省ける作業がないかを常に意識する

まとめ

ワンオペ営業をこなすのは本当に大変です。

しかし下手にアルバイトを入れて

自分の思った通りの接客をしてもらえず不満となる

のであればワンオペ営業は選択肢としてアリかなと思います。

ただ初めから1人でするつもりの方が店舗を狭いところを借りれたり、店の作りを1人用に出来たりするので営業はしやすいのでそこも意識して開業を考えてもいいのかなと思います。

ではでは。

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