前回は人が集まらない、もしくは料理も接客も自分が思うようにしてみたい、
こんな方に向けて1人経営を勧めてみました。
これを見て1人経営に興味を持った方もいるかもしれません。
そこで今回は1人経営をするための注意点を書いていきます。
僕自身ディナー営業だけではありますがキッチン、ホールを1人でこなして2年が過ぎています。
そこで気付いたことも書いているので1人経営を考えている方には参考になると思います。
1人経営の注意点
そもそも1人経営において僕は2通りあると思っています。
初めから1人で全部するつもりでいる、初めは2人以上でするつもりであったが人が集まらない等の理由から一時的に1人でしている。
この2通りです。
もし初めから1人でするつもりなのであればオーダーをこなすのに1番いいのはカウンターだけのお店です。
これは料理をしながらお客さんの動きも確認でき提供もカウンター越しに出せるのでかなりスムーズに対応しやすいです。
また片付けに関してもカウンターをまたいで食器を下げれるので手間が少ないですね。
これがテーブル席だと料理を提供するとしても回り込んでいかないといけないので手間が増えてしまいます。
でもそれってたった数歩の違いでしょ?と思うかもしれませんがこの積み重ねが非常に大きな差となります。
1人で営業するためには些細な労力も省くことをイメージしましょう。
券売機の導入
極力手間をなくす為に券売機の導入を考えるかもしれません。
もしお店の業態がラーメン屋さんや定食屋さんであれば券売機は間違いなくオススメです。
レジはお客さんが小銭を出す時間、またワリカンをする時等意外と時間をとられその間は料理も接客もできません。
そのためこの時間が省けるのは非常に魅力的です。
ただ居酒屋で等であればオススメはできません。
イメージしてもらえればわかると思いますが居酒屋さんは料理、ドリンク共に追加が多いです。
もし追加の度に券売機にいかなくてはいけないとなるとどうでしょうか?
おそらくほとんどの方が面倒になり追加しなくなると思います。
居酒屋はお客さんとの距離が近くなることが多いです。
なので多少時間がかかっても直接オーダーをとっていくのがいいのかなと思います。
もちろんお客さんをほったらかしにしないように声かけはこまめにしましょう。
セルフサービスでできるところはお客さんにしてもらう
例えばお冷やおしぼりは入り口に置いて各自で持っていってもらう、食べ終わった食器は下げてもらう。このような所はセルフサービスとしてもいいでしょう。
わざわざ食べに来てお金を払ってくれるのにそんな事させれないと抵抗がある方もいるかもしれません。
しかし、いざ1人でしてみるとわかると思いますが1人で忙しくしているとお客さんとしても手伝いたい気持ちがでてきます。
でも余計なことをしない方がいいと思いそわそわしながらお待ち頂く方も少なくないです。
そのためお客さんに頼れる所は頼ってもいいと思います。
そして自分はとにかくおいしく作ることを意識する。その方が結果としてお客さんにとっても満足してもらえるはずです。
といっても知り合いが来たときに洗い物を手伝ってもらったり料理をしてもらうのは辞めておきましょう。
店の人でない人間がキッチンにいるのを嫌がる方は多いです。
金額に端数をださない
料理の値段を決めるときに端数をださないようにしましょう。理想は50円か00円です。
もしそれが難しければ10円単位まではいいでしょう。
理由はレジの手間を少なくするためです。
また端数がないと5円、1円を使わないのでレジの中もスッキリし、両替の手間も減らせます。
中には会計の時に端数を切り捨てるお店もあったりしますが初めから端数がない金額の方がお客さんとしてもわかりやすいでしょう。
食器、備品は多めに
これも些細なことではありますが1人でするためには必要な考えです。
1人でしている時に忙しくなると少しの作業でも負担に感じます。
そしてそれが料理のクオリティーであったり接客等に現れてしまいマイナスの印象を与えかねません。
食器が少ないと洗いながらでないと足りない。
こうなってしまうとどんどん遅れてしまいます。
目安としては1度も洗い物をしなくても足りるぐらいの量です。
これぐらいは揃えておきましょう。
まとめ
1人で営業をこなすのは本当に大変です。
しかし下手にアルバイトを入れて自分の思った通りの接客をしてもらえず、不満となるのであれば料理、接客も全て自分でこなす1人経営は選択肢としてアリかなと思います。
ただ初めから1人でするつもりの方が店舗を狭いところを借りれたり、店の作りを1人用に出来たりするので営業はしやすいのでそこも意識して開業を考えてもいいのかなと思います。
ではでは。
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