飲食店を始めるなら誰でもいい物件を選びたいと考える一方で、どのように探せばいいかわからない!という方も多いのではないでしょうか?
人気のエリアは集客しやすそうだけど家賃が高いし、家賃が安くてもお客さんが来なければ意味がない。
実際僕も開業する前はいい物件がどのようなものか理解してなかったので、探すのに苦労しました。
それでも
- 様々な物件を見たり
- お店を続ける中で
いい物件がどのようなものか今ではわかってきました。
そこで今回は
- いい物件の条件
- 物件の探し方
この2点を解説していきます。
記事を読むことでいい物件を見つけやすくなり、それは飲食店開業の成功率が高くなったことに繋がります。
開業を失敗させたくない方は最後までご覧ください。
物件の重要性
もしかすると物件なんてどこでも大丈夫!と考えている方がいるかもしれません。
そこでまずは物件の重要性を解説していきます。
物件は本当に重要で
- 簡単に変更できない
- 集客に影響する
が主な理由です。
詳しく解説していきます。
簡単に変更できない
あなたが実際に営業していく中でやりにくい箇所や足りないものがあったとすれば、当然改善しようとするでしょう。
僕のお店でも
- 換気扇を追加
- キッチンの壁にステンレスパネルを設置
- エアコンを増大
等を開業してからの数年間で実施してきました。
しかし立地や環境面等から物件に不満が出たとしても
- 多額の費用がかかる
- 契約期間が決められている
等を理由になかなか別の物件に変えることはできません。
つまり間違った物件を選んでしまうとリカバリーが難しいということです。
変更が難しいことを念頭において物件選びは慎重にしましょう。
集客に影響する
物件というか正確には「立地」ですが、集客にかなり影響します。
飲食店には立地7割という言葉がありますがこれは、売上の7割は立地が影響しているということですね。
基本的に集客をするためには
- 広告をうつ
- SNS
等の対策が必要です。
立地がよければ広告宣伝費が不要、もしくは少額で済むので費用や手間を抑えれます。
もちろんいい立地を選べば必ずお店が繁盛するというわけではありませんが、それでもかなり大きな武器の1つといえるでしょう。
物件は経営する上でかなり重要なのに後から変更しにくいので慎重に選ぼう
飲食店開業に向けた物件の選び方
物件の重要性が理解できた所で次に問題なのはどのような物件がいいのか?でしょう。
ただ物件を選ぶ前に1つ注意点があります。
それは妥協する点を決めておくです。
えっ?どういうこと??
このように思うかもしれませんが、そもそも全てが希望通りにいく物件はありません。
- 立地がよく
- キレイで
- 設備が整っていて
- 家賃が安い
というような物件は普通に考えてありえませんよね?
しかし実際に探し出すと上記のような条件で物件を選んでしまいます。
僕もそうでした…
これをしているとまず見つかりません。
例えばとにかく家賃が安い物件を希望するのであれば
- 立地
- 築年数
はある程度妥協しなくてはいけません。
しかし立地が悪くても今ではSNSを使うことで集客できる可能性もありますし、築年数が経っていても内装をしっかりすることで驚くほどキレイになります。
そのように考えると比較的妥協しやすいポイントでしょう。
あなたが物件に対し何を求めるかを明確にしておくとそれだけで選びやすくなります。
いいと思ってもすぐに契約しない
あなたは日常的に物件を探したりしますか?
おそらくほとんどの方が探さないでしょう。
つまり物件の相場を知らないということです。相場感を養うためには
- 日頃からネットを利用して物件を探す
- 良さそうな物件があれば保存しておく
- すぐになくなる(契約される)物件を確認する
この流れがいいです。
契約された物件はネットから消去されるので
すぐになくなる物件=人気のある物件
といえます。
でもそれじゃいい物件がとられるんじゃない?
と思うかもしれません。
確かになれるまではいい物件を他の人にとられてしまいますが、それを経験値にして物件の目を養う方がいいです。
いい物件は定期的に現れるので気長に待ちましょう。
飲食店におけるいい物件の条件
次にいい物件の条件を確認しましょう。
僕が実際に体験していい物件と感じるのは
- 家賃が安い
- スーパーの近く
- 土地勘がある
- 自宅の近く
順番に解説していきます。
家賃が安い
僕がまず物件に求めるのは家賃の安さです。
家賃の安さは基本的に立地が悪かったり、築年数が経っていることが多いですが、上記に書いたようにこれらはカバーできる欠点です。
でも家賃が高くても立地が良ければ集客しやすいんじゃない?
もちろん立地がいいと集客に有利ですし、先ほども立地の重要性について説明しました。
しかし個人でするような小規模の飲食店では集客数より家賃の負担が大きくなるでしょう。
また個人のお店であれば風邪や怪我を理由に長期営業できないことは珍しいことではありません。
実際僕も開業してから風邪などを理由に1週間以上休んだことが何度かあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください
自営業なのに1週間休んでしまった。実際に体験したことと対策を教えます。
働けない期間が長くなると当然収入は減ります。
収入が少なくても困らないために、家賃などの固定費はなるべく下げておくといいですね。
因みに僕は家賃と合わせて電気代も抑えています。
電気代は電力会社を変えることで簡単に安くなることもあるので定期的に見直しましょう。
スーパーの近く
開業するお店の近くにスーパーがあればいい物件といえます。
理想的なのはスーパーの駐車場からあなたのお店が見えることです。
スーパーの規模によって人数は変わりますが1日あたり数百人単位の来客があるので、あなたのお店を認知してもらいやすいことが大きな理由ですね。
毎日数百人からお店の存在に気付いてもらえるなら宣伝効果は高そうだね
また個人のお店の場合
- 使う量がそこまで多くない
- 業者さんに頼んでも高くつく
等の理由からスーパーで買うことが多くなるでしょう。
スーパーが近くにあることで
- 買い出しにかかる時間が少なくなる
- まとめ買いの必要がなくロスが減る
といったメリットもあります。
同じ理由で100円ショップも近くにあれば非常に便利です。
自営業をしているとタッパーや備品などの購入で100円ショップを利用する機会が多くなるので、休みの日でなく仕事の合間に行けると負担が少ないのでいいですね。
土地勘がある所
自分の地元や以前の職場の近くといった馴染みのある地域もオススメで
- 地域の特性をある程度掴んでいる
- 周辺のお店に詳しい
- 顔馴染の方がいる
といったアドバンテージがあるからです。
基本的に常連になってくれるのは
- 近くに住まれている方
- お店周辺で働かれている方
がほとんどなので、開業した地域の情報が豊富であれば経営するうえでプラスになります。
といったことを意識する必要がありますし
このような準備が必要でしょう。
もし開業した場所の土地勘がなければ、地域の特徴を把握するところから始めないといけません。
かなり時間がかかりそうだね
開業を成功させるためにもよほどの理由がない限り、少しでも土地勘のある場所を選びましょう。
自宅の近く
自宅から近いこともあなたにとってのいい物件の条件でしょう。
理由は
- 通勤の負担が少ない
- 通勤手段を選択できる
といったところです。
またアイドルタイムに自宅に帰って家事などを済ませれるのもいいですね。
物件探しのコツを知って開業を成功させよう
今回は
- 飲食店にとっていい物件の条件
- 物件探しのコツ
について解説してきました。
いい物件は少ないのでなかなか見つからないかもしれませんが、適当に選ぶのは止めてください。
記事内でも説明したように物件は売り上げを左右します。
物件の見る目を鍛えるためにも、開業する前から定期的にネットでチェックするといいですね。
日ごろから準備しておくことで開業がスムーズにでき、成功率をあげてくれるでしょう。
ではでは。