個人事業主になると休むのに抵抗を感じ、ついつい休みなしで働いていませんか?
「休みだけどお客さんから仕事を頼まれたから仕方ないか…」
「休みたいけど、今のうちに頑張らないと!」
このような思いから疲れていても無理をして働いているでしょう。

僕の知り合いにも開業してから1ヶ月、中には1年間休まずに働いたなんて方もいました。
実際僕も休むことに抵抗があったので、開業してからしばらくはほとんど休まず働いてましたが
- パフォーマンスの維持
- 体調管理
などの理由から、今では意識して休みを増やしていってます。
そこで今回は
- 休みなしで働いてはいけない理由
- 休めない理由
- 休みをとるためのコツ
について、詳しく解説します。
休みなしで働くのは短期的に見れば収入を増やす手段として有効ですが、長期的に考えると実は間違った選択をしている可能性があるので
- 休むのに抵抗がある
- 休まずに働いているがしんどいと感じている…
- 楽しく個人事業主を続けたい
といった方には参考になるでしょう。
念願の個人事業主でも間違った働き方をしていると、ただキツいだけの嫌な想いをするかもしれません。
休みを増やして得られたことについても実体験を交えて解説しているので、個人事業主の働き方で後悔したくない方は最後までご覧ください。
個人事業主が無理なく休めるようにする簡単な方法は固定費削減で、特に電力会社の変更は
- 時間がかからず
- 電気代が年間で数万ほど安くなることもある
といった理由からオススメできる方法です。
本当に安くなるか簡単に確認できるので、利益を高めたい方は利用してみてください。
電気チョイスについてはこちらに詳しく解説してます▶電気チョイスでラクに電気代節約!メリット・手順・申し込み方法までやさしく解説
個人事業主は働きすぎ?
そもそも個人事業主がどのぐらいの頻度で休んでいるのか気になりますよね?
明確なデータがあるわけではないですが、一番多いのは1週間に1回ほど、休みを多くとっている方で週休2日といったところでしょう。
しかし個人事業主は休みの日でも
- 事務作業
- クライアントとの打ち合わせ
- 備品の買い出し
というように少しでも作業をしている日もあります。

完全に休める日は少なそうだね
会社員の方だと、通常の休みに加え
- ゴールデンウイーク
- お盆期間
- 年末年始
といった長期休暇もありますが、個人事業主はその期間も働いている方も多いので「働きすぎ」といわれても不思議ではないですね。
個人事業主が休みなしで働いていけない理由
個人事業主は休みにくいのかもしれませんが、少ない休みに慣れてはいけません。
休まず働く弊害は大きく、色々なデメリットがあります。
先に結論をお伝えすると、僕が考える休みなしで働いてはいけない理由は
- いいパフォーマンスができない
- 視野が広がらない
- 働くのが嫌になる
- パートナーが耐えられない
この4点です。
順番に解説していきます。
いいパフォーマンスができない

もしかするとあなたが今まで働いてきた会社では、長時間労働が当たり前だったのではないでしょうか?
特に飲食店で働いていたとすると、ゴールデンウィークや年末年始といった繁忙期には10日位連勤した経験もあるはずです。

そんな経験があれば、1ヶ月に1〜2回の休みがあれば十分と感じるかもしれませんね
しかし「働ける」と「ベストなパフォーマンスをできる」とは違い、休まず働いてると気づかないうちに能力が低下しているといったことはよくあります。
特に個人のお店であれば変わりに働いてくれる人がいないので、自分のコンディションを整える事は重要な任務ともいえます。
それにもかかわらず休みをとらないで働き続け、疲弊仕切っている状態はお店にとっても健康にとってもマイナス…。

自分のパフォーマンスがお店の評価に繋がりやすいことは、常に頭においておきましょう。

働いていないと不安な気持ちもわかりますが、長く続けるためには無理をせず定期的に休むことが大切ですね。
視野が広がらない
個人事業主は基本的にひとりで仕事をすることが多いので、インプットできる機会が少なく成長しにくいこともあります。
本やネット検索で知識を得ることもできますが、もっとも学びになるのは「人と会うこと」で、同業種はもちろん異業種の方と話していても参考になります。
僕は飲食店を経営しており、休みの日はたまにですが
- 気になる県外のお店に行く
- 経営者をご飯に誘う
- イベントに参加する
と積極的に人に会うようにし、仕事に活かせたことはたくさんあります。

休みをとらずに仕事ばかりをしていれば、できないですよね
成長するためにもなるべく休みをとるようにして、人に会う時間を大切にしましょう。
働きすぎると「やりがい」も失われる
休みなく働き続けていると、どうしても精神的・肉体的な疲労がたまるので、いくら好きな仕事でも「嫌だな」「行きたくないな」という気持ちが芽生えてしまいます。

実際僕の周りでも、休みなく働きすぎた結果自分のお店を続けるのが嫌になり、廃業して会社員に戻った方もいます。
確かに個人事業主は、働く時間が長ければ収入も増える可能性がありますが
- 労働時間が12時間以上
- 休みは月に1回
- たまの休みも仕事が入るときがある
このような状態が続けば、たとえ自分の店でも働くのが嫌になってくるでしょう。
会社員より個人事業主のほうが大変…
といっている方のなかには、働き方が原因になっているケースもよくあります。
自営業は働き方を自由に選べるのが大きなメリット。

「頑張れば稼げるから」と休みを削るのではなく、「長く続けられる働き方」を考えることが大切です。
短期的な収入を優先しても体や心を壊してしまっては本末転倒なので、休みをしっかりとってリフレッシュし、いい仕事につなげましょう。
パートナーが耐えられない

個人のお店であれば奥さん、もしくは恋人と一緒に働いている方も多いはずです。
自分のことをよく知っている相手と働くのは仕事がしやすいですよね。
ただそんなパートナーであっても、休みが少ないことに耐えられないかもしれません。
あなたは
- 念願のお店
- 収入を増やしたい
- 借金を早く返済したい
といった理由で、休みが少なくてもモチベーションを高く保てるかもしれませんがパートナーは違います。
特にお子さんがいると
- 掃除
- 洗濯
- 子どものお世話
といった家事が負担になります。
僕の場合も開業して1年間は月の休みが1回ぐらいで働いていましたが、妻だけはかなり疲れていました。
妻の負担について具体的にイメージしたい方はこちらの記事も参考にしてみて下さい。
▷飲食店経営者の妻はしんどいのか?しんどい理由と解決策について
パートナーが疲れてしまい、働けなくなれば当然お店にとってマイナスです。

これでは何のために仕事をしているかわからないね
そうなる前に適度に休むようにしましょう。
休みを増やして得られたこと
「休みを適度にとったほうがいいのはわかったけど、やっぱり仕事があるうちに働いておきたい…」
このように感じる方のために、休みを増やして得られたことを僕の実体験をもとに紹介します。
実際に休むことを意識して働き方を変えたことで、心にも体にも良い変化があったのでよければ参考にしてください。
気持ちに余裕ができた
仕事ばかりしていた頃は、体は動いていたのでまだまだ働けるつもりでしたが
「また仕事か…」
と、思っていたのも事実。

改めてゆっくり休んでみると精神的に余裕ができ、気持ちもすごく楽になりました。
仕事ばかりしていると、気づかないうちに心が疲れてしまうときがあります。
とくに飲食店のような接客業は、表情ひとつでお客さんに悪い印象を与えてしまうので、お店にとってもマイナスになりかねません。
適度に休み、心も体もベストな状態を保つことが大切ですね。
家族との時間が増えた

休みを増やしたことで家族との時間、特に子どもと遊ぶ時間を増やせました。
そのおかげで子どもも明るくなり数年前から定休日を日曜日にしたことで、より家族の時間を楽しめています。
僕は子どもが小さい間だけでも日曜日を定休日にするほうがいいと思ってますが、そのあたりの理由についてはこちらの記事をご覧ください▷【子育て世帯必見】99%の方が知らない飲食店の定休日に日曜日がオススメな理由
売り上げにもプラスだった
少し不思議に感じるかもしれませんが、休みを増やしても売り上げがアップすることもあります。
僕の場合だと
- 初めから休みがわかっていればその日を避けて来店してくれる
- 休みを増やしたことで気持ちが楽になり、仕事に前向きになれた
- 休みを利用してインプットの時間を増やした
といったことが、理由になります。
売り上げ(収入)を高めるために休みをとらず働いているのに、休みを増やした方が売り上げが高くなった。
もちろん休みを増やすだけで売り上げが高くなるわけではありませんが
休む=売り上げダウン
でないことは知っておきましょう。
個人事業主が休めない理由

「休んだ方がいいのは理解できたけど、現実的には休めない…」
といった方もいるはずです。
対策を考える前に、なぜ休めないのか改めて理由を確認してみましょう
収入に影響するのが怖い
休めない一番大きい理由として、収入に影響するのに抵抗があるから。
ではないでしょうか?

もしくは将来を意識して、今のうちに稼いでおきたいとも思いますよね。
確かに自営業であれば休んだ日は収入がなく、長期的に考えると不安になり休めなくなる気持ちもわかります。
しかし収入に対しての不安は休まず働くのではなく、別の収入源を作るほうが効果が高いです。

具体的には投資や副業です
収入に対しての不安を深堀すると、収入の少なさより、収入が途絶えてしまうことへの恐怖。
つまり収入源がいくつかあれば、本業の収入が一時的になくなっても精神的な負担は少ないです。
副業や投資がわからない方は「お金の大学」がオススメです。
僕も勉強させてもらいましたが、この1冊で副業や投資だけでなく、お金にまつわる力が身につくので、個人事業主なら間違いなく価格以上の価値を得られるでしょう。

忙しすぎて休めない
個人事業主だと何もかも自分ひとりですることが多いので、休みの日を使わないと間に合わない
と思っている方もいます。
作業量の問題で休めないのであれば、簡単な作業だけでも人に任せるようにしましょう。
アルバイトを雇わなくても、家族に手伝ってもらえるところもあります。

僕は主に料理に関することを考えていますが、妻にはSNSの投稿をしてもらっています。
これだけでも僕は
- 新メニューの開発
- 新しいイベント
といった他の作業に時間が使えるので、お店として売り上げを伸ばすきっかけにできました。

全部自分でしなければ…
と思うかもしれませんが小さい作業から手伝ってもらえば、休みもとりやすくなるでしょう。
頑張らなければと思い込んでいる
休めない理由の多くは「責任感」や「真面目さ」が原因です。

頑張るのは素晴らしいですが、そのせいで体調を崩したり、家族を犠牲にするのは好ましくないでしょう。
あなたが無理をして倒れてしまっては、家族やお店、お客さんも困ってしまうので、少しずつでも「休む勇気」を持っていきましょう。
個人事業主が休めるようになるためのコツ

休んだほうがいいのは理解できたけどなかなか難しい
このような方もいるかもしれませんが、ちょっとしたことで数字的にもメンタル面でも休む抵抗を少なくできます。
具体的な方法を見ていきましょう。
経費を最適化して利益を確保する
働く時間を減らしても収入を維持するためには「売り上げ」だけでなく、「利益」にも目を向けなければいけません。
収入は売り上げではなく利益からなりますが、経費を最適にするだけで
- 売り上げは変わらず
- 利益は高まった
ということもよくあります。
「無駄な経費なんか払ってないよ!」
と思うかもしれませんが
- 通信料
- 保険料
- 電気会社やガス会社
これらを一度も見直したことがないなら要注意です。
値下げ交渉や会社の変更をすれば今より安くなるケースが多く、特に電力会社は複数あるので今より価格が下がりやすいです。
仮に電気代を月に1000円でも下げることができれば年間で12000円利益が増えることになりますよね。
また解約に抵抗のある方は多いですが、電力会社の変更は新しい電力と契約しただけで切り替わるので解約の連絡はいりません。

連絡がいらないなら気が楽ですよね
- 一度も電力会社を見直したことがない
- 細かい節電は面倒
- 電気代を削減したい
方は、無料で今より安い電力会社を紹介してくれるので試してみましょう。
電力会社切り替えの注意点も知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
週に1回は必ず休む
休めない方はついつい働きすぎることが多いので、無理やりでも週1で休むのを意識するだけでも効果があります。

働いてしまう心理として
「せっかく頼ってくれたから力になりたい」
「売り上げを減らしたくない」
このようなところだと思いますが、これらはすべて短期目線でしか考えれていません。
先ほど解説したように、休みを増やすメリットは複数あります。
僕も開業したばかりは、休みを少なくしていたのに加え
- 営業時間外でも来店があれば対応した
- 休みの日の予約でもうける
- 休みの日に仕込みをする
このような経験はありますが、今ではすべてやめてゆっくり休むことに専念してます。
休みの日は仕事を受けずにしっかり休む、仮に短期的に売り上げを落としても気にしない。
このように意識するだけでかなり、だいぶ楽に休めるでしょう。

休んでしまうと仕事がたまり大変に思うかもしれませんが、休んでリフレッシュできれば精神的に楽になります。
まずは休む習慣を作ることが大切ですね。
作業の効率化を考える
自営業だと1人で作業することが多く、かなり負担が大きいと思います。
そんな環境でも定期的に休むためには効率よく作業をしなければいけません。
- 無駄な作業を減らす
- 仕組みの自動化
- 予約システムの導入
を検討して、時間を作るようにしていくといいですね。
税理士を活用する
個人事業主は意外と税理士を活用せず、自分自身で
- 帳簿づけ
- 確定申告
といったことをして、その結果「休めない」となっている方も珍しくありません。
税理士を使わない理由の多くはほとんどの場合、顧問料がもったいないからですがこれは間違っています。
税理士を活用することで事務作業が軽減されるのはもちろん無駄な税金を払わなくてもよくなることもあります。
極端な例をあげると
- 税理士への報酬に年間20万
- 税理士のおかげで20万の節税ができた
上記の場合だと、金銭的な負担はありません。
それどころか
- 確定申告
- 経営相談
を、実質は無料でしてもらえていることになります。

これなら金銭的な負担は心配しなくても大丈夫ですね
もしも税理士を雇っていないという方はこちらの記事を参考にしてください。
休みの日の過ごし方

せっかくとった休みは有効に使いたいですよね。
本当に疲れているのであれば、何も予定を入れずゆっくりするのもいいですが、僕は見分を広げるためにもなるべくなら外に出た方がいいと思っています。

どこに行った場合でも、どうすれば自分の事業に取り入れれるか?
と考えていればいいアイデアが浮かびやすいです。
また個人的にオススメなのは旅行です。

旅行は
- リラックス効果がある
- 旅行の計画をたてているだけでドーパミンがでて幸福感に繋がる
と精神的にも良い影響を与えてくれます。
また旅行をすることで見聞が広がり、良いアイデアが浮かび収入アップになることもあります。
「収入が少なくて休めない…」
こんな方ほど今すぐ旅行に行くべきです。
また個人事業主は休みは自分で決めれるので、安い時期に行くとよりお得に旅行ができます。
たまにでもいいので旅行をして、心も身体も休めてリフレッシュしてくださいね。
そうすることが結果的に、収入を上げることに繋がるでしょう。
もちろん旅行をしている間は、仕事のことは忘れて下さい。
取引先との電話すら出ずに、とにかくゆっくりすることを意識しましょう。
どれぐらいのペースで休むのがいいのか?

これはかなり個人差があると思いますが最低でも1週間に1回のペースがいいでしょう。
週休2日にしてもいいですが
- 風邪をひいた
- 入院しないといけない
このように予期せぬ休みがあることを忘れてはいけません。▷自営業なのに1週間休んでしまった…実際に体験したことと対策を教えます。

僕は緊急時に休んでも大丈夫なように、月6回ほどの休みにし余裕があればさらに休みを増やすとしています。
個人事業主は会社員に比べどうしても保障が薄く、家族がいるのであれば「もしも」を考えて仕事と休みのバランスを取りましょう。
休みたいけど休めないほど生活が苦しい場合
「休みたい気持ちはあるけど、日々の売り上げが低く休みを増やすと生活が出来ない…」
という方もいるかもしれません。
そんな時は売り上げを高める努力はもちろん必要ですが生活費を抑えておくことも大事。
冒頭でもお伝えした固定費の削減は家庭でもするべきで、毎月の生活費が少なければ当然必要な売り上げも少なくすみます。
特に効果が高いのは
- 保険の見直し、解約
- 車の所有台数を減らす
このふたつをできれば年間で数十万は簡単に削減できます。

僕はどちらも実践しましたが、目標売り上げがさがりかなり楽になりました
もし長年売り上げがあがらず収入が少ないのであれば、残念ながら廃業を考えた方がいいかもしれません。
長時間働いて収入が低いというかなり大変な状況だからです。
そのときは再就職する方が精神的にもいいはずなので検討してみてください。

無理に個人事業主こだわらないようにましょう
転職する際はいい企業に入社できる確率が高まるので、転職エージェントを使いましょう。
もしあなたが飲食店に転職したいと考えるならこちらの記事もご覧下さい。
個人事業主は無理のないペースで楽しみながら働こう

今回は働きすぎている個人事業主に向けて
- 休みなしで働いてはいけない理由
- 休みをとるコツ
- 休めない理由
について解説しました。
個人事業主になると様々な理由から休みを減らして働いてしまいますが、仕事ばかりだとパフォーマンスが下がり、お客さんが遠のく原因になっていることもあります。

これでは本末転倒ですね
休みをしっかりとっても利益を残すためには経費の最適化が必須で、そのなかでも簡単なのが電力会社の変更。
- 専門スタッフが安いプランを紹介してくれるので安心
- 変更は簡単にできる(面倒な手続きなし)
- 電気の品質は変わらない(今まで通り使用できる)
- 安くならなければ変更の必要はない
と、メリットが多く効果は高いです。
うまくいけば、休みは増えたのに収入は変わらないといったことも十分可能です。
そして増えた休みで家族や自分のために素敵な時間を過ごしてください。
きっと有意義な時間になり今まで以上に仕事を頑張れるはずですよ。
ではでは。